釧路市猟友会 / ミル Mi-339
by Gerusea
第三次世界大戦の終戦から7年、北海道を含むオホーツク海沿岸には合計3発の核弾頭が投下され、
沿岸の生態系は激変した。特にアザラシ、トドなど海獣の大型化は著しく、
毎年春になると流氷と共に流れ着くこれらの海獣の駆除は北海道の沿岸住民にとって一大事業となっていた。
例年春先に行われる駆除作戦には進駐ソ連軍および保安隊の他、北海道中から猟友会所属のハンターが集められる。
彼らハンターはソ連軍払い下げのヘリや高速艇を用い、時には重火器も使い分けつつ巨大なトドを狩り立てる。
この機体は釧路市の猟友会の所有する大型ヘリ、ミル Mi-339である。
機体側面にはトド狩りの際にのみ進駐軍当局によって取り付けが許可される40ミリ機関砲を搭載している。